今年から新しく導入された、宮崎県立高校入試の「自己推薦方式」についてです。
各学校ごとに配点が異なるため、都城市で県立高校の推薦を考えている方は参考にしてください。
県教育委員会の内容をもとに都城市の高校だけまとめています。
今年も全体的に倍率高そうです!
ブログの最後に、自己推薦で合格するためのポイントも書いているので良かったら!
推薦入試の変更点と学校別のポイント
まず、自己推薦によって今までと大きく変わった点を紹介していきます。
- 学力検査(2~3教科)
- 面接、作文(適性検査)
- 推薦理由書(中学校長の推薦が必要)
- 調査書
- 募集人員の割合:10%~50%
- 学力検査(0~3教科)
- 面接、作文(適性検査)
- 自己推薦書
- 調査書
- 募集人員の割合:10%~50%
「学力検査ゼロ」の学校があるのは興味深いですね。都城市だと高城高校だけなんですけどね。
その代わり面接や調査書の配点が高くなっています。
自己推薦に変わって起きたこと
今までの推薦入試は、
- 推薦を受けたいので中学校の担任に申し出る
- 中学校長の承認を得る
- 推薦入試を受ける
という流れでしたが、自己推薦に変わってからは、、
- 推薦を希望する
- 推薦入試を受ける
こんな風に変わったので、推薦入試の志願者は前年より2倍近く増えることに!
「今年の推薦入試は、簡単には合格できないでしょう」と以前のアメブロにも書いていましたが、まさにその通りとなってしまいました。
各学校の検査内容、配点など
ここからは、各学校の推薦入試の検査内容や配点などを見ていきます。
都城泉ヶ丘
普通科の募集人員は70名、理数科は10名となっています。
検査内容と配点は、
- 国語 40点
- 数学 60点
- 英語 60点
- スピーチ(プレゼンテーション) 40点
- 自己推薦書 60点
- 調査書 60点
- 計 320点
泉ヶ丘は一般入試と同様、「数学」「英語」に1.5倍の傾斜配点がかけられています。
スピーチ(プレゼンテーション)は、「自己推薦書の内容、将来の夢、目標、高校生活のあり方などについて、自分の考えを1分間で述べる」ような内容に。
いわゆる、「1分間自己PR」というやつですね。
都城西
普通科の募集定員は70名、フロンティア科は10名です。
- 国語 40点
- 数学 40点
- 英語 40点
- 面接 60点
- 自己推薦書 20点
- 調査書 40点
- 計 240点
面接は個人面接です。
都城商業
募集定員は商業マネジメント科、情報ソリューション科ともに40名ずつです。
- 数学 40点
- 英語 40点
- 面接 40点
- 小論文(50分600字) 40点
- 自己推薦書 60点
- 調査書 100点
- 計 320点
商業高校は、国語がないので学力検査は2科目です。
商業高校だけは学力検査2科目のままなんですよね。工業高校と農業高校は国語が追加されましたけどね。
スポーツ推薦(強化部活動)が募集定員80名に対して最大19名まで入ってくるので、思ったよりも枠は狭い。
都城工業
募集定員は各学科ともに20名ずつです。
- 国語 40点
- 数学 40点
- 英語 40点
- 面接 80点
- 自己推薦書 100点
- 調査書 140点
- 計 440点
工業高校は学力検査以外の配点がとにかく高いです。
日ごろからちゃんと勉強しておきましょうね。
スポーツ推薦枠はバレーボールと自転車競技で、合わせて最大16名に増加。
都城農業
募集定員は各学科ともに20名ずつです。
- 国語 40点
- 数学 40点
- 英語 40点
- 面接 70点
- 自己推薦書 60点
- 調査書 100点
- 計 350点
面接は集団面接(質問)です。
高城高校
募集定員は普通科が24名、生活文化科が18名です。
- 面接 150点
- 作文(50分600字) 100点
- 自己推薦書 50点
- 調査書 200点
- 計 500点
面接は個人面接です。
自己推薦で合格するためのポイント
最後に、自己推薦を受ける生徒たちに合格内定を勝ち取るためのアドバイスを。
- 定期テストの点数を上げる
- 授業を真面目に受けて、コツコツ頑張る
- 提出物の期限をちゃんと守る
- 数学・英語の基礎を早めに固めておく
- 高校に行きたい理由を明確にしておく
おわりに
推薦入試を受ける生徒は、学校での生活態度を良くしておいてくださいね。
実際、入試では想定外の出来事も起こるわけですが、真面目に頑張っておいて絶対に損はありませんよ!